PET検査とは

PET検査は、放射線の一種であるポジトロンを出す物質を用いて検査します。微量の放射性物質を注射したり、気体として吸い込み、それが体内を移動し脳や心臓、腫瘍などに集積する状態を検出し、コンピュータ処理をして画像で表します。エックス線CTやMRIが、組織の形状から病気の部位を示すのに対し、PETは細胞、組織の活動(代謝)情報を画像化して病気の原因や病状を診断する検査法です。「ポジトロン断層撮影」「ポジトロンCT」などとも呼ばれています。

特にブドウ糖に似た薬(FDG)を用いたPET検査は癌の早期発見、転移、再発の判定に有効な検査として注目を集めています。がん細胞は正常な細胞の3~8倍ものブドウ糖を取り込む性質があります。ブドウ糖によく似た、ごく微量の放射線を出す「薬」(FDG)を注射し、がん細胞にFDGが集まる様子をPETにて画像化して、がんの有無、場所、大きさを特定することができます。

FDG-PETは3つの主な特徴を持っています。

1)良・悪性の区別、がんの進行の度合いが定量的に推定できます。
2)一度に全身を撮影できるので、転移の判定に役立ちます。
3)痛みも、身体の負担も少ない検査です。
造影剤を使用しませんので副作用はなく、被曝量もCT検査の半分以下です。

FDG-PET検査の実際

検査時に、血糖値が低い状態でなければならないため、前処置として、6時間の絶食を必要とします。その間、糖分の入っていない飲み物は原則として飲んでも結構です。また、糖分を含む点滴、補液も中止していただきます。

ブドウ糖に似た「薬」(FDG*)を静脈に注射します。

注射後は、1時間ほど安静にして待ちます。その間、歩いたり話をすると足、口やのどの筋肉に薬が集まるので、安静にして待っていただきます。

PETカメラでの撮影は、ベッドに約40分間仰向けになっていただきます。

その他、脳を高精細に撮像する脳FDG PET検査、脳血流量や脳酸素摂取率を定量するCO,CO2,O2ガスPET検査、心筋の局所血流量や血流予備能を測定する心筋PET検査も実施しています。

他院からのPET検査の依頼

他院からのPET検査の依頼方法はこちらよりPET検査用の申込書をダウンロードして下さい。
用紙に必要事項を記入していただき、北大病院地域医療連携部にFAX (011-716-3841)してください。
FAX受付時間は、月~金の8時30分~17時となっております。
なお、PET検査の保険診療対象疾患についてはこちらのガイドラインをご覧下さい。保健診療適応疾患以外は自費の検査となります。
北大病院放射線部核医学診療部門より日時、前処置のご連絡をいたします。
なお、お急ぎの場合は電話にて日時をすぐに決定することができます。
011-706-5701北大病院放射線部核医学検査室までお電話ください。

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放射線科学分野 核医学教室
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